天使と戦車
2009年7月21日 るん♪のココ行って来た
■大阪国際美術館で、
今、LOUVREとか慶応大ゆかりの作家展とか
いろいろやってるので見てきた。
慶応・・のほうは
この暗号めいた表現好きだな、とかいろいろアンテナにひっかっかってくる感じ。
みてよかった。
■LOUVRE
『子供』という切り口が面白い。
古代文明の時からさほど変わらない母と子のありかたや、想いなんかに
ちょっとジーン。
■興味深かったのは
ヨーロッパとエジプトの表現方法の違い。
ヨーロッパは子供を無垢な天使のように描くのに対し、
エジプトは子供は大人をそのまま小さくしたように描いていた。
もともと二次元的な表現方法という理由もあるだろうが
生まれ変わりを信じるエジプトでは
子供は未熟なものではなく
自分の先祖であり先達であり、完全なんだ、
ということなんじゃないだろうか。
だったら素敵だとおもった。
わたしはそういう考え方のほうが好きだから。
■子供用の棺のこと。
一見、天使の彫刻でかわいいのだけれどよく見ると、ドキっとするシーンが掘り込まれていた。
天使が戦車に乗って競争しているモティーフで
馬と戦車の足元に
なんと落馬して踏みつけられる天使がたくさんいたのだ。
それは医学の発達していない時代、
子供が限りなく死に近い存在という現実を伝えるものだった。
でもそれで感傷的になったわけでなく
それでもいままで脈々と続いてきた種としての人類の力強さのほうを感じた。
今、LOUVREとか慶応大ゆかりの作家展とか
いろいろやってるので見てきた。
慶応・・のほうは
この暗号めいた表現好きだな、とかいろいろアンテナにひっかっかってくる感じ。
みてよかった。
■LOUVRE
『子供』という切り口が面白い。
古代文明の時からさほど変わらない母と子のありかたや、想いなんかに
ちょっとジーン。
■興味深かったのは
ヨーロッパとエジプトの表現方法の違い。
ヨーロッパは子供を無垢な天使のように描くのに対し、
エジプトは子供は大人をそのまま小さくしたように描いていた。
もともと二次元的な表現方法という理由もあるだろうが
生まれ変わりを信じるエジプトでは
子供は未熟なものではなく
自分の先祖であり先達であり、完全なんだ、
ということなんじゃないだろうか。
だったら素敵だとおもった。
わたしはそういう考え方のほうが好きだから。
■子供用の棺のこと。
一見、天使の彫刻でかわいいのだけれどよく見ると、ドキっとするシーンが掘り込まれていた。
天使が戦車に乗って競争しているモティーフで
馬と戦車の足元に
なんと落馬して踏みつけられる天使がたくさんいたのだ。
それは医学の発達していない時代、
子供が限りなく死に近い存在という現実を伝えるものだった。
でもそれで感傷的になったわけでなく
それでもいままで脈々と続いてきた種としての人類の力強さのほうを感じた。
風に乗る建築と椅子のこと
2009年7月21日 るん♪のココ行って来た コメント (1)
■椅子の話に入る前に
大阪国際美術館について。
この外観が実は好き。
アルゼンチン生まれのCeisar Pelliの作品で
今にも飛び立ちそうな翼のような
風をいっぱいにふくんだ船のマストのような
重たいはずの建築を軽々と風にのせてみせてくれた彼のマジックが大好きだ。
内装はキラキラ光る大理石のモザイクタイルのロビーの床と
小口の表情が面白いギャラリーの床が好き。
■そして見つけたChippenfield!!
ギャラリー出口付近に、
疲れた足を癒してくれとばかりに並んでいた
『AIR FRAME 3007』。
このエッジィモダンなアルミハニカムフレームのソファは
普通のモダン建築にははまりすぎてつまらない、
ポストモダン建築にこそぴったり。
アルミのサラサラした感触が楽しい。
だけど切り口の処理が、思ったより良くなかった。
■さらにエスカレーターで出口に行く途中、みつけたAlberto Meda
『HIGH FRAME』の白。
よくみると、受付とか柱の下とかにいっぱいおいてあった。
実際にみると写真で気になっていたフレームの継ぎ目が意外と気にならない。
ポリのネットの背面と座面がほどよく体に馴染んで、
またアルミフレームの曲線が気持ちいい。
特に、後姿が好き。
船のマストみたい。
この椅子を選択した人は
Ceisar Pelliの建築を翼じゃなくて船のマストのほうをイメージして
このArberto Medaを入れたんじゃないかなーと思った。
大阪国際美術館について。
この外観が実は好き。
アルゼンチン生まれのCeisar Pelliの作品で
今にも飛び立ちそうな翼のような
風をいっぱいにふくんだ船のマストのような
重たいはずの建築を軽々と風にのせてみせてくれた彼のマジックが大好きだ。
内装はキラキラ光る大理石のモザイクタイルのロビーの床と
小口の表情が面白いギャラリーの床が好き。
■そして見つけたChippenfield!!
ギャラリー出口付近に、
疲れた足を癒してくれとばかりに並んでいた
『AIR FRAME 3007』。
このエッジィモダンなアルミハニカムフレームのソファは
普通のモダン建築にははまりすぎてつまらない、
ポストモダン建築にこそぴったり。
アルミのサラサラした感触が楽しい。
だけど切り口の処理が、思ったより良くなかった。
■さらにエスカレーターで出口に行く途中、みつけたAlberto Meda
『HIGH FRAME』の白。
よくみると、受付とか柱の下とかにいっぱいおいてあった。
実際にみると写真で気になっていたフレームの継ぎ目が意外と気にならない。
ポリのネットの背面と座面がほどよく体に馴染んで、
またアルミフレームの曲線が気持ちいい。
特に、後姿が好き。
船のマストみたい。
この椅子を選択した人は
Ceisar Pelliの建築を翼じゃなくて船のマストのほうをイメージして
このArberto Medaを入れたんじゃないかなーと思った。