■ジェントルマンとは


イギリス人ってほんとに紳士ですねえ。

私の家には今イギリス人がいるんですけど
彼は寒いというと自分の上着を差し出してくれるし
重いものをもってくれるのを手伝うよといってくれるし
洋服を褒めてくれるし
ドアは開けてくれるし
もちろんレディーファースト。
生粋の日本男児に囲まれて育った私としては感激!!

もちろんどの女の子に対しても平等に優しいので
さらに感激。
やっぱ下心なく優しいというこれが本物のジェントルマンなのですよ、きっと。









と思って眺めてたんですけど。。。。。。



彼のジェントルマンぶりのせいで
ちょっとしたまずい事件が発生。





以下ヒミツ

ウインドウトリートメントのコーディネートを仕事でやっていて
うれしいことがあった。

私のところに来てから、他社でも見積もりを取りに行ったご夫婦が
『あなたのところでお願いすることにしました。』
と帰ってきてくれたことだ。

苦労した分、うれしさがこみ上げた。



::::::

彼らは新築一戸建てを購入したばかりで
モダンテイスト好きの夫婦だった。

問題は彼らの持ってきた図面だ。
設計士の年齢が分かるくらいに昔風なプランで
インテリアを左右する最も大きな窓が
DK(ダイニングキッチン)と一続きになった和室だったからだ。

普段、和室とDKを隔てる引き戸を閉めているなら
二つの空間のテイストが違っていてもいいのだけど
採光の要となる南全面に和室が来てしまっているのでそれができない。

ダークトーンや強いコントラストは苦手とのことで
それ以外のモダンを用いつつ、和室をいかにつなげるか、
それがテーマだった。




まず、採光のよくないリビングを考慮して
エレガントモダンと
シンプルモダンと
プリティモダンを
それぞれイエローベースで提案。

イエローベースは温かみのある色だから
日光の届かないDKにも温かみをくれる。

そのなかで仮採用されたDKの提案はなんと、
ペールピンクとシャンパンゴールドのストライプが美しいプリティモダン!!
若いご夫婦だったので
少し冒険をした提案が受けたようだ。


問題の和室はDKと色を合わせて、
ピンクベージュ地にライトベージュで
ざっくりと横のストライプの入っているものをセレクト。
要は布の織りだけを和テイストにして
後の柄と色はDKにそろえて切り抜けた。

南の道路側に面した和室をのぞいては
あの忌まわしきダサダサミラーレースではないものを取り入れていただいた。

なんと、透け感のあるオーガンジーに
ピンクとオレンジの細いリボンを横ストライプに縫い込んだ
とてもキュートなものを!!


そんなにピンク尽くしなので
奥様はともかく旦那様は受け入れてくれるかしらと心配したのだけど
女性が喜んでいるのでそれでいいとのこと。
(お子様が女の子なのです!!)
ああ、カーテンもご夫婦も素敵だ!




泣く子も黙る、深夜、
丑三つ時のことだ。
暑いので窓を開けて課題のフロアプランを考えていた。

窓に白っぽい影が通った。







ついに彼らを見えるようになっってしまった
私のシックスセンスよ、、、、、、


と嘆いていたら白い影が戻ってきた。


恐れを必死に抑えてこんどはしっかり窓の外を見つめた。

白い影は
月明かりに照らされてまぶしくその肌着を輝かせた
近所のご老人の徘徊中の姿だった。




なむ。。。
わたしは そのために ぜんりょくを かたむけています
古本屋で一冊だけみつけたイタリアのとあるインテリア雑誌がある。

その色使いのあまりの美しさと柄の大胆さに惚れている。
ぐっとくるグラビアを切り抜いていたら
分厚かった雑誌はもうペラペラの薄さになってしまった。

そうだよー!!
あたしはこんなふうに
日本の家をもっとカラフルに楽しくしたいのだよーーー!
イタリア最高☆


と見るたびに思う。
(このブログのトップタイトルに
『かそけき美を日常に共存させる』
だなんて言ってるのだが
いや、ダイナミックでゴージャスな美も
できれば共存すべきだってこどで)


もっともっと他の号も見たいとおもっていたのだけど
書店にはないし注文もできないときた。
アマゾンにもないってどーゆーこっちゃ!!

なのでとある別のサイトで
年間購読もうしこんじゃったーーーーー


信用できるのか??
いや、信用するしかない!
けしてけして安くはない購読料を今から払ってきます。

このウン万円がぼったくられてるのでないことを祈っててあげてくださいまし。

思案中

2009年5月20日 お仕事
■インテリアの学校に通い始めて一年。
学校では自分の得意分野を伸ばしなさい、と言われて耳に蛸だ。
そういえば、研究室の教授も似たことをいってたや。
『ユニークテクニックがあると強い』って。

さてはて、あたしの得意って何だろう?

インテリアと一口に言っても、
家具、照明、カーテン、内装、設備、設計、間取り、作図(パース、3D)、、、
とその内容は多岐に渡り、
ガッツりやってみないとわかんないや、、、と思う。



■それでとりあえず、オーダーカーテンの販売の仕事をやり始めたのだけど
知ってしまったのだ、私。
カーテンのコーディネートはとても楽しいと!

以前は間取りやパースに興味があるんだと思っていたのだけど
なんのなんの、
ファブリックも相当面白い。



なので仕事で
カーテンの相手探ししてるときなんて至福。

この子とこの子は運命よ!
と思ってしまうようなベストマッチが見つかったときなんて特に。

同社製品なら色柄があうのはあたりまえ(であってほしいけどデザイン力の乏しい会社のものはそうでもないことも多い)、
他社の製品同士だったりするもんだから
運命ってどこにおちてるかわかんない。

だから面白いのかもしれない。


そんなワクワクする仕事にありつけたあたしって
なんてラッキーなんだと思う



■だけどこんな素敵な今の仕事にも、難点はある。

今の仕事は販売のみで施工は外注なので
実際に商品が部屋に収まったところを見届けられないということ。

面積が違えば、柄や色の感じ方は違うし、
実際の床、壁、天井、家具、照明、採光のあるところにつるされてみないと
ほんとのことってわからないと思う。

んーーー、背が低くて、腕力もないし、そのうえドジなので
施工チームにはとうてい入れてもらえそうにないのだが
一体どうやったら現場に行けるかしら。

自分のやった仕事の最終形をみたいよおおおおおおお。


ふむ、、、思案中。。。

豚インフル

2009年5月22日 日常
■大阪市内の電車に乗ると
半数以上がマスクを着用している。


なんだか激しいデジャブ感。
この光景はどこかで・・・・


えっと・・・・・・・・どこかで・・・・・







!!!

腐海だ!!
(風の谷のナウシカ)

大阪が腐海に飲まれてしまったのか。。



■それはそうと

まったく異様な光景だ。
みんな顔の半分をマスクで隠してしまうのだから
一夜にしてイスラムかどこかに来たみたい。

ウイルスなんかにあたしの操はわたさなくってよ!!

と老若男女が誓いをたててマスクを信望している。





■思うのは、感染を広げないためにはマスクは大事だけど
操を守るためには
トイレいったら手をあらってうがいして
ちゃんとハンカチで手を拭くことも大事なのでは、、、と思う。
マスクを汚い手で触ったら意味ないし。

最近トイレにハンドドライヤーが増えたので
ハンカチを忘れぎみだが
駅のトイレにはない。

だからか、今日駅で、指先だけ水つけて終了、、、、、
みたいな人を見た。


あたし?
ちゃんと洗ったよ~。

でも焦ったんだけどね、ハンカチなくて(コッソリ)・・・・
よくぴんぴんして自然乾燥しました(爆)

高いコーヒー

2009年5月28日 日常
高いコーヒー
マニュアル店員。。。。
それは確実に生息していて
彼らはサービスのレベルを著しく下げることがあると実感。



友人と私の二人は次の予定まで時間もなかったが
歩き回って疲れきっていたので
少し喉をうるおそうと喫茶店に立ち寄った。

そこで私たちは
窓際のカウンター席でブレンドコーヒーとウインナーコーヒーを注文。

『はい、ブレンドコーヒーをお一つですね、、、
 あと、ウインナーコーヒーをお一つ。。。』

そうそう、それでいいですよ
あまり時間がないから急いでくれるとありがたいです


『では注文を確認します、
ブレンドコーヒーがお一つウインナーコーヒーがお一つ・・・・
以上でよろしいでしょうか』

ぱーどん??
ここはファミレス??
二品ぽっちをミスする可能性は限りなくゼロでは??

私たちには時間があまり残されていなくて
だけどたくさん話すことがあって急いていた。

なのに店員はコーヒーを持ってきたそのときも

『こちら、ブレンドコーヒーとウインナーコーヒーでございます、
以上でよろしいでしょうか?』

といちいち私たちの会話を邪魔してくださる。
さらには

『こちら、サービスのお菓子でございます』

と、、、。
ありがた迷惑で。。。



マニュアルにしたがっているだけの罪のない店員を邪険にしたらいけない、、、
けど、けど、、、、、、、あーーーーーっつ!!もうっつ!!
こんなことでイラついてる私はなんて小さい人間なの~
と自己嫌悪のおまけもついた。



でもさあ、、
奥のくつろげるソファー席もあいているのに
あえて入り口から一番近い席で、
すわり心地のわるいハイスツールに腰掛けて
ものすごい早口で会話してる私たちの空気を
もう少し読んでくれてもいいんじゃないかと思うのよね。



欲しいサービスが得られなかったら
一杯たった400円のブレンドコーヒーがすごく高いと感じた。

■インフルエンザ休校が解禁になり
ピリピリしてた大阪の町がすこしホッとした雰囲気に包まれている。

その反動だろうか、
今日はオーダーカーテンが売れに売れた。

ちょっと前は暇で仕方なかった。
なので超あたし好みのコーディネートで店のディスプレイを模様替えして
それにマッチする商品配置変更にまで手をだしたりして
一人寂しく悦にひたるしかなかったのが嘘みたいだ。

まあ、その孤独が少しは今日の大盛況に役立ってるのかもしれないとおもうと
あれはラッキーロンリーだったなと思う。

これカッコイイですね、とか
こんなやりかたあるんですね、
と声をわざわざ声をかけてくれるお客さんもいて
とてもうれしい。

さらに今日はわざわざ私を指名してやってきてくれたお客さんがいて
ちょっと感動。

一軒家まるごとさせてもらえた。





■ああ、でもやっぱり心配。
ディスプレイでどんなに素敵なカーテンでも
普通の家の窓にかかったときに
ほんとに素敵かどうか確かめられないから。


とにかく現場を見て、その家の光と素材を確かめたい。

事前の物件を内覧せずに提案している今の現状で
実際、やった仕事を見にいけたとしたら緊張するだろうな。
いい意味でも悪い意味でも。


お客さんが木目といったところで
それが松なのか桜なのか、
白ひとつとっても、冷たい白か暖かい白かでは
百八十度雰囲気はかわってくる。

出来る限り丁寧に聞き出していくのだけど全て聞き出せて
正確に把握しているかは疑問だ。

実際、会話をしていくなかで
白といってた壁紙が実は花柄であることが分かったり
照明器具がとんでもなく違うテイストのものがついてるのがわかったりして
しれっと(内心超慌てて)調整することもしばしば。




■家一軒買うと決めたときに
インテリアコーディネーターと一緒に一貫して
壁紙から照明、カーテン、家具まで打ち合わせしていけば
より少ない労力で素敵な家が確実に作れるのになあ、と思う。。

インテリアの選び方ひとつで狭い部屋だとしても、
せせこましくでも快適にでも感じさせることが出来る。

コーディネーターは必要な色と素材と機能の取捨選択を手伝い、
無駄な投資をすることなく、
見た目だけでなくひとそれぞれの幸せな暮らし方までも提案できる人間のこと。

超リッチな特定の人だけでなく、
多くの人がそういう目的でコーディネーターを使えばいいのだ。

インテリアコーディネーターの上手な使い方を
日本人はまだ良く知らない。


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