住野よるさんの本
“麦本三歩の好きなもの”

読了。

作家さんというのは鋭いなぁー、と感嘆した本。

三歩が、直木賞作家の編集者をしてる友人の電話に
かけてきているその作家の先生の着信音に向かって



“あのですね、この子は、あなたのことが大好きなんです。
喧嘩もするし、イラっとすることもお互いにあるかも。
でも、先生もこの子のことが大好きになると思います。
天才と呼ばれるあなたはきっと、
私が全部は共感してあげられない、
この子の心の、かけらみたいなものを理解してあげられる人です。
だからどうか、この子のこと、よろしくお願いします。
この子の、親友からのお願いです。”



って言って、一人、ぺこりと頭を下げる。

このシーン、好き。

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