作者のつぶやき

2017年9月28日 TV
今週のおんな城主直虎のほろりときたシーン2。

井伊が生き残るために南渓和尚が武田信玄に会いに行ったとき
和尚が信玄に、戦で疲れませんか、と聞いたシーン。

そこで初めて無敵で恐ろしいキャラクターとして書かれていた信玄の
やわらかい心の部分をかいまみる。




信玄:甲斐というのはな、山に囲まれた厳しい土地でな。。
    切り開かねば道はなく
    川とてすぐにあふれだす。
    他国を切り取らねば生きて行けなかった。

    戦につよくあることがなによりの生業。
    疲れているいとますらなかったわ。。。。。

南渓和尚: 御屋形様は来世生まれ変わるとしたら
        なにに生まれ変わりとうございますか。
        あさなゆうなに祈願して差し上げましょう

信玄: 生臭のくせにか。

(笑いながら信玄は立ちあがり、雨上がりの庭を眺めながら言葉を続ける)

信玄: わしは、、、、そうじゃの、、、
     お天道様がよいかな

南渓和尚:ほぉ

信玄: あちこちににらみをきかせ
     あめつちを調略し
     どこもここも恵まれた土地とする。

南渓和尚: まことの天下布武ですな





その後、すでに死んだ今川義元の母が今川を守るため冥府よりやってきて
信玄は急死するのだが、
このシーンで信玄は憎めないキャラクターというか、
強くなるしかなかった悲しい運命を背負った役どころとして記憶に残る。




そうなんだよね、
強く見えるひとが
必ずしも強いわけでもなくて
そうある必要があっただけだったりするんだよ、

っていう作者のつぶやきが聞こえる気がする。

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