ストーカーくぅちゃんとその効能
同居人のくぅちゃんによる、わたくし、るんへの熱烈ストーキング行為が
この暑い夏に負けず劣らず絶賛ヒートアップ中である。

ねぇねぇ、ルンさん、ルンさん♪
と話しかけられながら
狭い部屋を1人と1匹が一緒に移動する日々。

ワンルームなんだからそばに来なくても
ストーキングできるんだよー、くぅちゃん。


●●●
先日のキッチンでのストーキングの時のこと。

くぅちゃんはレンジフードの上から身を乗り出して私がカレーを作ってるのを熱心にストーキング。

私はコンロの横のまな板で玉ねぎをもっと入れたそうとして
みじん切りしてた。

その時、ガガガガッ!っていう音がしたと思って顔を上げたら
スローモーションでレンジフードから落ちてく、悲壮な表情のくぅちゃんと目があった。

くぅちゃんのわずか70センチ下には
煮え滾るカレー鍋。

とっさに、右手に持ってた包丁をおいて、くぅちゃんを手のひらで受け止めた。


これはもう、
カレー愛とくぅちゃん愛のコラボレーションのなせる技。

もし、あの時、私のカレーへの愛が勝っていたら、
包丁でくぅちゃんを串刺しにしてキャッチしてたかもしれないし、
はたまた、とっさに、今夜は猫カレーでもいいかも♪と思い、
鍋に吸い込まれるように落ちてくくぅちゃんを、そっと見守ったかもしれない。

一方、くぅちゃんへの愛が勝ってたら、くぅちゃんが鍋に入る前にカレー鍋を床にぶちまけただろう。




それで心底思ったよね、猫ちゃんが安全にストーキングできる家を今度設計しようって。


●●●
他にも、この前、バルコニーに出た時にさ、
洗濯を干し終わって室内に戻って何気に扉を閉めたら

にぎやーーー!


って激しい獣の声がしてさ。

その声の主は、あろうことかドアに挟まれた愛しのくぅちゃんだったから青ざめたよね。。

やべー、私、愛猫を殺した、って。

ま、そのあとご飯もバクバク食べてたし大丈夫だったんだけど、
その晩はさすがにストーキング行為もおとなしく、土間でお腹を冷やしながらじっとしてたくぅちゃん。
夜寝るときに呼んだらちゃんとベッドにやってきて
いつも通り一緒に寝た。


●●●
歩くといつも、足にもぐれつくくぅちゃんを
蹴飛ばさないようにしなくちゃだから
いつの間にか私は、部屋の中でゆっくりとした、すり足歩行が身についた。
扉も確認しつつ静かに閉めるようになった。

なんていうんだろう、これぞ大和撫子、的な
優美でおしとやかな動きが猫との生活で身についた。


とりとめのない、ストーカーくぅちゃんとの生活。

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