真夜中の来訪者
決まって夜中三時ごろ、眠る私のところに時折、来訪する黒い影がいる。
その影は男で、私の眠りを妨げるのだけど、久々にやってきた。
横向きに眠る私の後ろから抱きすくめられたので、前回と同じ人なのかどうかはよくわからない。
眠かったので振り払うでもなくいつも通り身を任せていたら
しばらくして何かを私に伝えようとその半身を起して一生懸命なにやら耳元で囁いてきた。
その声は小さすぎるのか、ぼんやりと不鮮明で、よく聞こえない。
それより私は、体に感じる彼の体重の生生しさが怖くて、
そして懸命に囁く彼の吐息で耳の鼓膜が震えているのに、
どうしてだか全然音として聞きとれない現象が怖くて
早くこの夢が覚めて!!!
と半ばやけくそで腹に力を込めたらはっと目が覚めた。
時計は夜中の03:02だった。
額にうっすら汗をかいていた。
決まって夜中三時ごろ、眠る私のところに時折、来訪する黒い影がいる。
その影は男で、私の眠りを妨げるのだけど、久々にやってきた。
横向きに眠る私の後ろから抱きすくめられたので、前回と同じ人なのかどうかはよくわからない。
眠かったので振り払うでもなくいつも通り身を任せていたら
しばらくして何かを私に伝えようとその半身を起して一生懸命なにやら耳元で囁いてきた。
その声は小さすぎるのか、ぼんやりと不鮮明で、よく聞こえない。
それより私は、体に感じる彼の体重の生生しさが怖くて、
そして懸命に囁く彼の吐息で耳の鼓膜が震えているのに、
どうしてだか全然音として聞きとれない現象が怖くて
早くこの夢が覚めて!!!
と半ばやけくそで腹に力を込めたらはっと目が覚めた。
時計は夜中の03:02だった。
額にうっすら汗をかいていた。
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