2012年5月2日 詩っぽいん
ただ眺めるしかなかった

野の花のような笑顔が
この腕のなかで
砕けて砂にかわってくのを

いくら握り締めても
もう元の姿には戻せないのに




目の前には闇

夕闇より暗い十字架を背負って
いばらにかまわず
このまま進もう

たとえ素足が赤く染まっても
やがて夜露がそっと癒してくれる
あの時のあなたの睫の一滴がそうしてくれたように



闇に向かって進め
握り締めたこの砂と
背中に食い込む罪の重さと共に
進みつづけろ

あの時の笑顔が
この記憶に咲き乱れ
心をかき乱しても

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