自分に気づく心理学 (単行本)
加藤 諦三 (著)


■なんか最近辛い、悲しい、だるい、無気力、
そんな人が読んだらいいと思う。

上手に、素直に周囲の人に甘えることができて
いろんなわだかまりがふっと抜けるんじゃないかな。

心が疲れるのって、誰かに上手に甘えられると癒される。
だけど大人は素直じゃない。
だから道徳だとか仕事の理由だとか規範だといった
本当ではない理由にくるんだワガママをぶつけることで、
そして誰かを傷つけることで
無意識に癒されようとする。

甘えられた人はその理不尽さに疲れてしまい優しさが失われる。
どんどん周囲は甘えさせてくれなくなる。
だけど本人が本当は甘えたいんだということにきづいてなかったりするもんだ。

それが実は一番の問題だ。

実は甘えたいんだな、そう気づきさえすれば
大人でも、上手に甘えることが出来る。
理不尽に怒ったり、イライラしたりっていう甘え方じゃなくって
猫が甘い声を出して擦り寄ってくるように
もっと素直に
今は君に甘えたい気分なんだ、と誰かに擦り寄ればいい。




■梅田の本屋でこれが週のベストセラーになっていて
何気なく手にとった。

安いし、とても分かりやすく端的に書かれてる。
久々に出会えた『使える』いい本だ。

自分のためだけでなく、
現在子育て中の親なんかが読んでも得るものは多いだろう。
というか絶対読むべきだ。
子供が精神的に育つ、本当の愛情が何か、
そういう大切なことが書いてある。

買うときはちょっと恥ずかしかったが
これが売れるってことは
みんな少なからず同じようなことで悩んでるんだと思って
ちょっとほっとした。




■内容は
無気力やイライラの原因を
情緒的に未成熟な親に育てられた子供時代の環境から解き明かす。

『カルマですから!!』『それが学びですから我慢なさい!!』
と超人的な想像力を強要するスピリチュアルなんたら、とか
なんたら教よりは実用的だと思う。

なぜならこの本は様々な精神的不調を『やりすごす』方法論ではなく
『メカニズム』が主題だからだ。

苦しみをやり過ごすだけでは
他人(たとえば我が子)に同じ過ちをしてしまう。
しかし、メカニズム、すなわち何が本当の過ちかを知ることは
被害者としての自分だけでなく加害者になりうる自分への
具体的対処となりうるだろう。

コメント

nophoto
Ali
2012年3月27日19:01

Help, I’ve been informed and I can’t becmoe ignorant.

最新の日記 一覧

<<  2025年4月  >>
303112345
6789101112
13141516171819
20212223242526
27282930123

お気に入り日記の更新

この日記について

日記内を検索