■用もないのに思わずふらりと入ってしまう、
そんな不思議なお店ってありませんか。

そんなお店にはそうなる理由がちゃんとあるんだと最近気づきました。

寺町京極をよくぶらぶらするのですが
そこにスリーコインズという300円ショップがあるのですね。
http://www.kyoto-teramachi.or.jp/shop/w033/index.html


吹き抜けで広々とした気持ちのいいそして楽しげなエントランスで思わず用もないのに入ってしまいます。
そして奥に進んでしまうと落ち着いてあれこれ物色してしまう。

なんでなんでしょうね。
普通、だだっ広い空間は開放的なので入りやすくても落ち着きはないはずです。
入り口がカラフルで奥がナチュラルになっていく商品配置も理由にも違いないのですが
建造物自身にもヒミツがあるみたいです。
それは何でしょう?



■ヒントは「目の錯覚」です。
ピンときたひとはいるかな。

ほんとよく出来てるなあ、と気づいたときは感嘆しました。



■開放的でおもわず入りたくなる空間なのに
店内は落ち着いている理由、

それは天井にカラクリがあるみたいです。




2階分はあろうかという入り口の天井高は
実は、奥に行くほど低くなっていたんです。

天井は円形の鏡で水玉模様にされてるので
入り口からは天井の高さが強調されていてその開放感に思わず誘い込まれます。

商品を見ながら奥に入るといつの間にか通常の一階分の天井高になっていてなんだか落ち着いた雰囲気になります。

でも通常、店内では商品に目線がいっているので
天井高の変化に気づくことはありません。
だから無意識で落ち着きを感じてしまうのです。

これぞ、建築マジック。

お近くにお越しの際は
この不思議な感覚をぜひ味わってみてください。


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