日本人の美学というのはいかに成功するのではなく、
いかに終わるのか、にある気がする。

お国のために死ぬんだという誇りを持って死んでいった神風特攻隊にしろ、
切腹覚悟で主君の敵打ちをした忠臣蔵の大石蔵之助にしろ、
「行動は足利尊氏でも、心は楠正成なら良いではないか。」と負戦承知の蛤御門の変にしろ、
悲劇の英雄は最上の美談として後々まで語り継がれる。

勝敗を抜きにして、終わりを華々しく散ることができれば良いのか。
飛行機でビルに突っ込んだどっかの宗教とあんま変わらん気がする。

成功のあかつきに、ビーチでシャンパンをかたむける、、、、
なんてアカルイ発想は思いつかないんだろうか。

こんな自虐的な民族は将来どうなるんだろう??
心配になる。

しかし、ちょっと生命の歴史を振り返ってみると
死をもって発展してきた生命の多いこと!!
大腸菌は環境さえ良ければ基本的に死なない。
けど、性を獲得したわれら高等生物はあっさり死んでしまう。
もともと、性はお互いを食い合うようにして始まったのだから。

高次な生き物は死をもってその地位を作ってきたのだ。
少し擬人化した表現ではあるけれど、
生き物はいつも遺伝子を残すためなら、自己犠牲をもいとわぬ。
必死なのだ。

そういう生き方のできる日本人は、
実は最も発展しうるんじゃないだろうか、、、。
ムリヤリとか言わない、そこ!

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